ちゅうと半端になってしまいましたが、最後にインドの孤児院のこどもたちを紹介したいと思います。
みんなとても元気でエネルギッシュです。そしてとにかく写真に写りたがります。一人ひとりオリジナリティーにあふれるポーズを持っています。
あと前置きですが、、、
インドには細かく分けると2000にもなるカースト制度のランクがあり、その中で最も低いとされるものがアンタッチアブルと呼ばれる人たちです。
触ることはもちろん見ることも汚らわしいとされています。
日本にも昔、「士農工商」という4つのランクの下に「えたひにん」という人たちがいたのと同じようです。
ちなみにカーストでは一度そのランクの家庭で生まれると生きている間は絶対にそのランクを変えることはできません。
アンタッチアブルで生まれた子供は一生アンタッチアブルとして生きなければならないんです。
すごい貧しいので政府からの補助金で生活をしてます。なので国の方針に逆らうことはしません。たとえそれが理不尽な方針であっても。逆らうことはつまり、補助金を出してもらえなくなって生活ができなくなることにつながるからです。
最近ではローカスの人たちの中にも教育が受けられる人たちが出てきています。
そういう人たちは、教育を受けたり、インターネットを通して世界の考え方を知るにつれてカースト制度に対して疑問を持つようになります。
しかし、あまりにも根強く社会に定着してしまっているカースト制度を変えることが無理だとわかると中には自殺してしまう人もいるそうです。
だから教育だけでは社会を変えることはできない、とロイさんは言います。
このロイさんの孤児院の子どもたちもほとんどがアンタッチアブルの生まれです。
今は孤児院でロイさんに育てられ、食事を食べることができ、服も着れて、そして地域の学校で教育も受けることができます。みんなすごいヤンチャで元気のあまりはじけそうな感じです。
しかし、最近になって政府は孤児院に無理難題を押し付けてつぶそうとしてきます。
この孤児院には最初は160人ほどいたのですが、今は30人しかいません。政府の圧力のせいです。
理由は明確、ロイさんがキリスト教を土台に子どもたちを育てているからです。
じゃあなぜ子供たちがキリスト教を土台に育てられてはまずいのか、、、
それは聖書の考え方が身に付いた子供たちが社会に出て行く時、カースト制度に縛られている人々に真実を語ってしまうからです。
「すべての人は神様によって平等につくられ、そして愛されているんだよ。」
という考えを人々が持ってしまうと、それはハイカーストの人たちにとって脅威となります。
なぜなら、そのような考えを持った人々はカースト制度の枠からどんどん飛び出していくようになってしまうからです。
「そのカースト制度をなくすには何をすればいいのですか?」
との質問にロイさんは
「絶対やってはいけないのは力で対抗すること。武器を手に国に対抗したり、何か革命を起こしたりすることではないよ。私たちにできるのはハイカーストの人々にも、ローカーストの人々にも神様の福音(英語でGoodnews)、つまり良い知らせを伝えていくことなんだよ。」
と答えてくれました。
孤児院のこどもたち↓
トラクターを運転させてもらう僕。
車も運転させてもらいました。無免許です・・・(汗
でも私有地内なので違法ではないですよ。笑。。。(言い訳
ちなみにロイさんの息子マイケルが僕の教官でした。
このあと車が見事にぬかるみにはまり動かなくなりました。。。笑
これでとりあえずインド報告は終了となります。ホントはもっといろいろ書きたかったんですがほんとノロノロなもんでのびのびになってしまうので、今回で、、、。ここまで読んでくださったみなさんに感謝です。
インドすごい楽しかったです!!!
☆今日の聖書のことば
「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」
―ヨハネの福音書 1章5節―