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トランスメディア提供アイコン01 闇から光へ

闇から光へ_b0181516_0251976.jpg
レンズ:TAMRON SP AF 90mm macro F2.8
シャッター速度:1/640
絞り値:F5.6
ISO感度:200



今回、人生が180度変わった一人の人の驚くべき話を書きたいと思います!
毎年アブさんが開催するアムス国際キャンプというものがあります。
そのキャンプに去年、今年と、スタッフとして参加した外国人スタッフの一人、ブランドン。
外見は、、、耳ピアスに口ピアス、服はちょっと悪趣味でグロテスクな絵の入ったものを着ていることが多かったです。
始め見たときはちょっと近寄りがたかったですね。。。笑
でも話してみると外見とは裏腹に心の優しく繊細な人でした。
僕とはたった2歳違いで22歳。カナダで生まれカナダで育ったカナダ人です。笑
そのブランドンから直接聞いた話です。
日記にメモしてあるのをざっと書いてみます。

「長い話になるよ。
1988年、俺はカナダのサスカッチェワン州で生まれたんだ。クリスチャンの家庭でね。
小さい時お母さんに呼ばれて、神様を信じるってことについて話をされた。
そして『お母さんとお父さんが天国に行くんだったら自分も行きたい』と思って神を信じた。
小学校の時俺はイジメにあった。なんでかわかる?
いつも黒い服を着てたからなんだ(笑
俺はイジメから助けてくれるよう神に祈った。
でも神は答えてくれなかった。何も起こらなかった。
俺はそのとき神に対して疑問を持ったよ。怒りに似たようなものもあったかな。
12歳の時両親が離婚した。
その時も神に祈ったけど結局祈りは聞かれず2人は別れてしまった。
その時は神を憎んだね。『神は自分を愛してなんかいないんだ!』って。
そして麻薬に手を出したよ。
黒魔術もやり始めたけど友達が本当に呪われるのを見て怖くなった。
寝てる時に手がヌ~とのびてきて顔をガシッとつかまれることもあった。怖いから黒魔術はすぐやめたよ。
17歳の時から本格的に麻薬をやり始め、その取り引きにも関わるようになった。
もっと薬を手に入れるために、学校を退学して働き始めたんだ。
そうこうしてるとある日学校の友達から電話がかかってきて、俺が仲の良かったベンって子が銃で自殺したって聞いた。まわりの人よりも比較的いい子で年下だったこともあって、なんで!?って絶望的な気持ちになった。
俺は麻薬のやりすぎで死にかけたこともあったよ。
その時、友だちが横にいたのに俺を病院に連れて行ってくれなかったんだ。
それでも奇跡的に息を取り戻した。
1年後、自殺した友達の一周忌があってそれに参加した。
彼の両親はすごい落ち込んでいて『ご愁傷様』なんていう言葉では済まされないような重たい空気が流れてた。
その一周忌の集まりからの帰り、友達とカフェによって話しあった。
『あいつは両親がクリスチャンだったけど自殺したからやっぱり地獄にいくのかな・・・・?それとも天国・・・・?』
結局答えは見つからなかった。
でも、、、帰りの車の中で急に体が前後に揺り動かさそして溢れてくる涙を止めることができなかった。
こんな感じに。(と言ってパフォーマンスしてくれた)
助手席に座っていた友達にも同じ現象が全く同時に起きていた。
『ウオォー!』
2人でこんな感じに泣いたり笑ったり。
その時麻薬をやっている時よりも快感で喜びに満たされていたよ。
しばらくしてその変な現象がピタッとやんだ。止んだのも友達とほとんど同時だった。
『神だ』ということがわかり、祈らざるを得なくなったよ。
家に着くと、その晩、ドラッグを止められて自由になれるように祈った。
でも・・・結果は絶望。
次の日に自分を抑えることができずにまたドラッグに手を出してしまったんだ。
絶望と同時に神へまた怒りが込み上げてきた。
なぜ!?なぜ!?なぜだ!!!!?
その時ちょうど12月だったこともあって、このまま神が何も答えてくれなかったらクリスマスの日に自殺してやるって決心した。
2006年12月25日、従弟にさそわれて教会に行った。
どうせ死ぬのだから一度くらいいってもいいかな?っていう気持ちでね。
まわりの人が手を上げて賛美したり、泣いたりしてるのを見てすごい嫌悪感を感じた。
賛美がおわっても神は俺に触れてくださらなかった。
最後にその教会で従弟たちと組んでロックバンドの演奏をした。
(僕もその時の様子をYoutubeで見させてもらったけれど、ブランドンは顔の色は白く、頬もこけていました。
パフォーマンスが終わったあと、「That's it!」と叫んでいました。ブランドンによるとそれはパフォーマンスが終わったことと、ブランドンの人生が終わったことの両方を意味していたということ。)
神は何もしてくれなかった。
『もう終わりだ・・・。』
絶望の中イスに座りつくしていると、一人のユースパスターが壇にあがってこう言ったんだ。
『この中で今、自殺を考えている人は立ち上がってください。』
驚いたけど、その時は30人ほどの人が立ち上がったからたまたまかなと思った。
けれど、そのあとそのユースパスターが話してくれたメッセージが本当に自分のためのものだった。
涙があふれた。
その日から俺の人生は180度変わった。ドラッグもその日から止められた。
その他のことは突然変わっていったわけではないけれど、少しずつ段々と変えられていったよ。」

それがブランドンの話してくれた彼の話しでした。
う~ん、、、やっぱり普通の人ではないと思ったけどそうだったんだ。笑
どんな人をも変えてしまう神様の計りしれない愛に感動しました。

☆今日の聖書のことば
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」
―第Ⅱコリント 5章17節―



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by goodnews_wwjd | 2010-09-28 00:29 | こころのチキンスープ

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