人気ブログランキング | 話題のタグを見る

トランスメディア提供アイコン01 障害を抱えながらも

障害を抱えながらも_b0181516_2235243.jpg
レンズ:Ai AF Nikkor 50mm f/1.4D
シャッター速度:1/800
絞り値:F2.2
ISO感度:400
―アブラハムさんと息子のサムエル―


今僕を本当の家族の一員のように受け入れてくれているホストファミリーのリー家。
ホストファーザーのアブラハムさん、ホストマーザーのあゆみさん、そして兄弟のようなサムエル。
みんな面白く暖かい人たちです。
僕の家族とはまた違ったあたたかい家族の雰囲気を味わいながら毎日を過ごしています。
みんな笑いの才能があり一日に何回か笑いすぎて涙が出てしまうことも・・・;


ここで少しアブラハムさんが話してくれた彼の生い立ちを話したいと思います。
アブラハムさんは韓国で生まれ韓国で育ちました。
二十歳になった時に医者を目指してアメリカへ留学し移住しました。
夢を持ちこれから自分の人生を切り開こうとしていた矢先、アメリカに移住してからたった2カ月後に彼は下半身不随の障害者となってしましました。
ある日朝起きたら背中に痛みがあり体を動かすことができなくなってしまったのです。
たまたま当時看護師をやっていたお姉さんがいて、そのお姉さんがメディカルセンターへ運ぶ手配を整えてくれました。
MRIを撮ってみると背中に血の固まりがあることが分かり早急に手術をすることになりました。
アメリカは医療費がバカにならないことは有名かもしれませんが、手術に一億円かかったのだそうです。
しかしなんと、アメリカに移住してから間もないアブラハムさんのために国が例外的にその金額を全額支払ってくれたのです。
手術は成功したもののそれ以来体は元に戻ることはありませんでした。
2か月間入院し、退院した後も2年半病院通いを続けました。
しかしその間もアブラハムさんは、「なんで自分がこんなことになったんだろう?」と疑問を持ちながらも一度も自分の障害について嘆いたことはなかったそうです。むしろそのことを神様に感謝した、と言っていました。

ある日、リハビリをしばらく続けて自分でも少し動けるようになった時のこと、
一人で病院を出てコンビニに買い物にしてこようかと思ったアブラハムさんは、転んでしまいその場から動けなくなってしまいました。
それも運悪く、2つの車に挟まれているところだったので誰からも見えませんでした。
動けないままずっと仰向けに倒れていたアブラハムさんの顔に涙が流れました。
「主よ、なぜ私が障害者になったんですか?」
仰向けになったアブサンの目に映った夜空に、数えきれないほどの星がまたたいていました。

今、医者からは不可能だと言われていたのに息子が与えられ、その息子がこんどの12月で17歳になります。

いまでも「自分の障害は、他の障害を持つ人との共感をもたらし、良い友 人が沢山出来ているのは何より感謝なこと」と。
ん~すごい・・・。
来年の一月まで一緒にすごしながらこのアブラハムさんの生き方を少しでも学んでいきたいなぁ。

☆今日の聖書のことば
「私たちの国籍は天にあります。」
―ピリピ 3章20節―



web拍手 by FC2

by goodnews_wwjd | 2010-09-05 23:32 | こころのチキンスープ

<< 緊急シンポジウム!フォーラム ... 看板復活ぷろじぇくと >>